唐津神社社報より唐津神祭に関わる記事を抜粋してネット化致します。
唐津神社社報   第80号  平成12年4月1日発行
発行人 戸川 省吾
編集人 戸川 惟継
印刷所 (有)サゝキ高綱堂
氏子総代の改選
 本年は、宗教法人法(昭和二十六年四月三日公布=法律百二十六号)に基づく、神社規則により四年毎の氏子総代の改選年です。最初が、昭和二十七年一月二十六日付委嘱でしたので、爾来この一月二十六日を書面上の改選日付として、期を重ねて本年、第十三回目の改選期を迎えました。毎期の恒例により、節分祭終了後より改選の手続きを始めました。各町内推薦の総代及び各区推薦の総代と曳山総取締の全て、六十六名の方々に氏子総代を委嘱いたしました。
 氏子総代は、町内推薦と各区推薦と曳山総取締と定められています。
 町内推薦は、氏子の各町より一名若しくは若干名を町内よりの推薦で委嘱します。
 各区推薦とは、氏子町を三区にして、各区より若干名の推薦で委嘱します。その各区とは左の通りです。
  第一区 (内町地区)
 本町・呉服町・八百屋町・中町・木綿町・京町・刀町・米屋町・紺屋町・魚屋町・平野町・新町・弓鷹町・高砂町  (計十四町)
  第二区 (城内地区) 大名小路・東域内・西城内・南城内・北城内 (計五町)
  第三区(大成校区内) 坊主町・山下町(一〜五丁目)・桜馬場・元放町・西旗町・西浜町・富士見町・南富士見町 (計八町)
 このように、総合計二十七町の氏子町があります。
 氏子の皆様には、各町・各区の総代様より神社の諸事につきまして、種々御願いや、お知らせ等をいたします。
 新しい総代様は下の通りです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 氏子総代名簿
 新氏子総代様方は、下記の方々です。委嘱状の日付けは、初回の選任の日(一月二十六日付)になっていますが、恒例によりまして、節分祭終了後より改選事務を始め、二回の会議を経て、三月二十五日の予算総会に合わせて、委嘱状交代式をしました。
唐津神社氏子総代名簿   (平成十二年一月二十六日改選)
   《第一区》町内推薦
本 町 竹本 逸三
呉服町 久保 孝七
八百屋町 竹内 澄子 新任
中 町 藤川 末義
木綿町 力武 定夫
京 町 重松 徳 新任
刀 町 冨田 栄磯
米屋町 平田 正廣
紺屋町 緒方 正男
魚屋町 坂本 三郎
平野町 井上 正介新任
新 町 佐々木良太
弓鷹町 金子 正己
高砂町 原田 一翁

《第一区推薦》
本 町 中野 陶痴
刀 町 辻 駿吉 新任
中 町 石松憲一郎 新任



【唐津曳山総取締役】
呉服町  宮田一男
 《名誉氏子総代》
北城内 竹尾 彦己
桜馬場 中山 次雄
平野町 瀬戸 利一
 《第二区》町内推薦
東城内 吉田 正人
 〃  小田 勉
 〃  中村 岩雄
 〃  市丸 徹男
 〃  田中 謙次
大名小路 宮崎 晃
 〃  馬渡 成典
 〃  松岡伊三治
 〃  永江 領 新任
西城内 久保 英敏
 〃  向 英雄
 〃  吉田 ミヨ
南城内 吉田 忠司
 〃  鈴木 哲男
 〃  横山恭次郎
 〃  河内野恒雄
北城内 多久島悦次
 〃  本山 英子
 〃  皆良田芳子

《第二区推薦》
東城内 木村 勝
大名小路 古館 鴻輔
南城内 豊田 茂 新任
 
〈第三区》町内推薦
坊主町 後藤 利典
 〃  久保 幸雄 新任
 〃  山本 義雄
 〃
 〃  辻 富士雄
 〃  (下平氏兼務)
 〃  佐伯 生子
山下全区 川原 宏
山下一丁目 吉野 粂久 新任
〃二丁目 光岡登美子
〃三丁目 (川原氏兼務)
〃四丁目 繁田 進
〃五丁目 嶋本 林信
桜馬場 吉田 実
 〃  柴田 伸久
 〃  田中 整
元旗町 坂本 伸
 〃  賀長 仁一
西旗町 江口 達吉
 〃
西浜町 福島 環
富士見町 森 孝司
南富士見町 櫻井 博美
 〃  宮嵜 岩男
 〃  田島 照和

《第三区推薦》
坊主町 田邊 厚
 〃  下平 義男
 〃  原口 洋介 新任
山下一丁目 吉田 静剛
〃二丁目 佐藤 正明 新任
宮司 戸川 惟継
名誉宮司 戸川 省吾 
  (平成十二年三月二十五日現在)
 
春季例大祭
4月29日(みどりの日・祝日)
午前11時30分執行

奉納神賑行事
浦安の舞・曳山社頭勢揃・池坊生花

五穀豊穣祈願・諸業繁栄祈願
 総代異動
八百屋町 隈本 冴子 退任・帰幽
京 町  野中 義也 退任
平野町  増本  博 退任
大名小路 岡本 正明 退任
北城内  成瀬 キク 退任
坊主町  鶴田 英俊 退任
山下一丁目 久田 邦俊 退任
 春まつり
 昨年の春祭より、旧来の定日でありました四月二十九日に春祭を斎行するようになりました。久しぶりのことですので、心配しましたが、全て順調に進行し、その上好天に恵まれました。
 参拝者は少し少なめのようでしたが、四月二十九日が定着してきたら、新しい神賑の事々も起って来るのではないかと思っています。
 今は唯、旧節を守り、一意専心、春祭りを萬遺漏ないよう斎行いたします。
 行事予定
四月
 二十九日 春季例大祭
五月
 九日〜十日
  九州各県神社庁連合会神職総会(於・佐賀市)
六月
 中旬   総代研修会
七月
  一日 海開式
 二十九日 夏祭
      茅の輪神事
八月
 三十一日 海閉式
九月
 中旬  神社庁・総代会合同研修会
 二十三日 秋祭皇霊祭
◎毎月一日・十五日 月次条
祭典情報
  自平成十一年十月一日
  至平成十二年三月三十一日
一、唐津神祭
 ○初供日奉告祭
 当番町(刀町)−唐津曳山取締今及び各町若者等約千名(のべ人数)が参加し、盛大だった。境内には各町の臨時直会場のテントが立ならび大賑いであった。
 ○本殿祭(神輿飾り式)一ノ宮=木綿町・二ノ宮=材木町の両総行司町より町内世話方・若者等多数参加し、途中、大雨の中を無事、神輿飾り式をする。 本殿祭には、来賓、曳山関係者、総代等約七十名が参列。
 ○宵曳山
 始めに、早朝より各町帰り曳山(午前五時二十分の木綿町〜午後五時十五分の中町まで全十四町)と、昼よりは露店出店で明神小路は大混雑。夕刻七時三十分、宵曳山曳出し、夜十一時頃社頭勢揃完了。
 ○神幸祭
 始めに午前五時、神田区青年により獅子舞奉納。TV等取材あり。祭典の後、午前九時半曳出、途中TV取材(NHK・ハイビジョン等)あり。曳山は久しぶりに、旧来のように一時間以内に西浜御旅所勢揃を完了する。お旅所曳出等例年の通り。神輿は午後四時すぎ遷御。
 ○翌日祭
 九時半頃より、各町曳山は社頭勢揃を始める。定刻十時半にやや遅れて、曳出す。途中も例年の通り。午後四時半頃より曳き納め。江川町曳山の曳き納めが五時半頃、煙火三発で、曳山行事のすべてを、めでたくおさめる。
 尚、刀町−百八十年祭・平野町−百三十年祭・米屋町−百三十年祭の記念行事もあった。
  一、七五三祭
 十一月十五日が本来正式な七五三の祭日ですが、近年は、十月始めより正月まで七五三祭典があり、少し当惑しています。毎年十一月十五日前後の日曜日に多くの参拝があります。この年は、十一月十四日に多くの参拝で社頭は賑わいました。
  一、年末年始
 年末は、総代様には、神宮と神社の大麻頒布を願いまして、有難うございました。古神礼焼納については、有害物質の除去に配慮しつつ進めていますが、お納めになる氏子の方々の御配慮もお願いします。又、神社の守護も有害物質が出ないもの。最小のものに切りかえつつあります。
 年始めは、おだやかな日和となり、例年よりやや多めの御参拝があったように感じました。恒例の各団体企業の年始祭も、昨年までの漸減傾向より、漸増しましたので、少しは景気上昇への期待感があるのではないかと感じました。
  一、 廿日恵比須祭
一月十九日、二十日は、恒例の二十日恵比須祭。ここ三年は大手口広場で、出開張での祭典でしたが、本年は、境内に戻って祭礼となりました。車の問題、商店街区のことなど、一長一短はありましょうが、神社は寒風の中、夜遅くまで賑わいました。
  一、節分祭
 二月三日は節分祭。善男善女、老若男女=多くの方々の御奉仕もいただき、撤豆神事を賑々しく執り行いました。例年のように、刀町、木綿町などは町内から多数の御奉仕を、又近年は小学生(十二才)の奉仕も多くあります。本年は前年に引き続き、昭和二十六年二十七年組の奉仕も多くあり、威勢の良い豆撒き神事でした。
  一、初午祭
 境内には、稲荷社が三社ある。本町=火伏稲荷・呉服町=白飛稲荷・新町=白玉稲荷の三社。ほかに、江戸町稲荷、弓鷹町=勇稲荷が各町に鎮座している。又、舞鶴公園にも、稲荷社がある。更に、各家々の稲荷社も多く、初午祭・二ノ午祭等の祭典も多い。境内三社は、それぞれ町々奉納の稲荷幟を林立させて、初午大祭を奉斎した。
  一、 天神祭
 木綿町奉祀の鳥居天満宮は、春秋二度の祭典。毎年町内よりほとんど全部の方々が参列して、盛大に執り行われ、町民会館で直会がある。本年も晴天に恵まれ多くの参拝があった。又、天満宮なので、受験の頃ともなれば、参拝の人も増える。
 一、水天宮祭
 水天宮は、久留米市鎮座水天宮の唐津分社として境内に鎮座。元、水雷が奉安されていた石組の上に鎮座していたが、天にもとどくような高きにあったため、今年工事を進め、参拝に便なるようなった。五月が例祭日なれど、工事竣工と合わせて、祭礼が執り行われた。唐津在住の筑後方面に縁のある人々の参拝が多い。
 一、神道家祖霊祭
 毎春、春季皇霊祭の日に合わせて、祭典を執行。二十家より参列あり。以前は各家庭に出向し、家家で祖霊祭を奉仕していたものを、職員や日時等のこともあって、神前奉斎に変更している。
 曳山情報
 ◎改選−本年は四年に一度の本部取締の改選年に当り、現在その事務が進められている。六月には新陣用が整う見通し。
 ◎親睦ソフトボール大会−五月七日(日) 二夕子の浄化センターグランドで開催予定。監督会読等、準備が進められている。(当番・呉服町)
 ◎出動(囃子)−種々の行事に出動しているが、三月末日から三日連続出動。場所は、玄海エネルギーパーク。一日三回、のべ九回の出動であった。
神社庁情報
 ◎九州各県神社庁連合会神職総会(当番・佐賀県)
一、期日 五月九日〜十日
一、場所 佐嘉神社記念館
     佐賀市民会館
 この総会には、九州各地より約六百名の神主が一堂に会する。
 尚、講演会は公開講演会ですので、御希望の方は左の通りお出掛けください。
    記
  ◎公開講演会
日時 五月十日(水) 午前十一時〜
場所 佐賀市民会館 (佐賀市水ケ江町)
講師 渡部 昇一先生  上智大学教授
演題 『これからの日本の生きる道』
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