唐津神社社報より唐津神祭に関わる記事を抜粋してネット化致します。
唐津神社社報   第79号  平成11年10月1日発行
発行人 戸川 省吾
編集人 戸川 惟継
印刷所 (有)サゝキ高綱堂
唐 津 神 祭
十月九日 (土)
 ◎午後七時 初供日奉告祭
十月二十九日(金)
 ◎午前九時 神輿飾りの儀
   一ノ宮 木綿町
   二ノ宮 材木町
 ◎午前十一時 本殿祭
十一月二日(火)
 ◎午後七時三十分 宵曳山曳出
  各町万灯をともして社頭勢揃(午後十時頃〜)
十一月三日(水)
 ◎午前五時 神田獅子舞奉納
 ◎午前九時 発輿祭
 ◎午前九時三十分 ☆御神幸発輿(煙火五発合図 市内一巡)
 ◎正  午 御旅所祭
 ◎午後三時 還 御  ☆御神幸発輿(煙火五発合図 曳山は町内へ)
十一月四日(木)
 ◎午前十時三十分 翌日祭
  曳山社頭勢揃の後曳出
 ◎午後二時三十分 米屋町通曳出
 ◎午後四時 江川町通曳出
 ◎午後五時頃 曳き納め
      (いづれも煙火三発合図)(曳山展示場へ)
十一月五日(金)
 ◎神輿納めの儀
  一ノ宮 京町
  二ノ宮 刀町
神社の諸祭典  直 会
 直会とかいて(なおらい)とよみます。祭りにおける酒宴行事のことで、一般には祭典終了後、神饌を下げてそれを戴く宴会と理解されていますが、直会は祭典を構成する一つの行事です。神社本庁の『神社祭式』によれば、大祭式・中祭式・小祭式いずれの祭祀においても直会行事を行うことが定められています。その具体的な行事作法は先づ所役(しょやく)響膳(きょうぜん)を据う。次に所役神酒を注ぎ、諸員之を飲む。次に直会の楽を奏す。次に所役饗膳を撤す」と定めています。また、一社の故実による慣例のある場合の作法は、その社の例による、とされています。このことからもわかりますように、古式の直会行事を伝えている神社も多くあるといえます。称徳天皇の宣命に「今日は大新嘗(おおにえ)の猶良比(なおらい)の豊明聞食(とよのあかりきこしめ)す日に在り」・「今日は新嘗(にいなえ)の猶良比(なおらい)の豊の明聞しめす日に在り」という表現があります。大嘗祭(だいじょうさい)あるいは、新嘗祭(にいなめさい)の後に「猶良比=なおらい」が行われ、これが豊明節会(とよのあかりのせちえ)と必ばれ、ここで白酒(しろき)・黒酒(くろき)を群臣に賜っています。『延喜式』には伊勢大神宮に直会院、奈良春日大社に直相殿の建物のあることが記されています。いずれも祭事の中で、直会が重要な儀式として古来から行われていることを物語っています。
 直会の語義については、通説では「ナホリアヒ」の約であるとされています。直るとは、居直ると同義で、祭儀のために行った斎戒を解きゆるめ(解斎=げさい)体を寛げ、平常に復(か)える意とされています。これに対し、近年では、ナホルは「食膳に向って着座する」意で、アフは「一同会する」意であるという説もあります。勿論、神事行事の一つではありますが、「神祭りの後、神前にお供えした御神酒や神饌をおろして、それを頂載すること」の意とされ、解斎の意味は少ないと解釈されています。

 総 代 異 動
坊主町 佐伯 生子 就任
山下二丁目  光岡登美子 就任
呉服町 宮田一男 就任 (曳山総取締として就任)
山下三丁目  坂田 善継 退任
北城内 大谷 東蔵 帰幽
 ◎名誉氏子総代
平野町 瀬戸 利一 就任
 曳 山 人 事
総取締 宮田一男 新任
副総取締 山口秀彦 〃
  〃    牧川洋二 〃
  〃    山田信夫 〃
 ◎本部取締
刀 町  木下  弘 就任
大石町 小宮 弘資 就任
京 町  大塚 康泰 就任
 ◎名誉総取締
  瀬戸 利一 平野町
 ◎相談役
  中山  稔   新 町
  大西 康雄  本 町
唐津曳山囃子保存会長
   藤川 和徳  新任

 曳山情報
 ◎臨時総会
 六月三十日に臨時総会が開催され、別掲の人事案件が承認されました。(於・彰敬館)
 ◎親善ソフトボール大会
 五月二十三日(日)、小雨まじりの中、市浄水センターグランドで開催。
 ◎全国屋台山鉾連合会総会−愛知県沖島市で開催された。総取締ほか二名出席。

 
行事予定
 ◎唐津神祭は別掲
◎十月
  十一日 曳山出動 (刀町→百八十年祭)
  十四日 くんち会議
十一月
   九日 新嘗祭(祭典のみ)
 六日〜十五日
      七五三祭
 下旬 支部大麻頒布式
十二月
 初旬 大麻頒布式
 二十三日 天長祭
 三十一日 除夜祭
 ◎平成十二年
一月
   元日 歳旦祭
   六日 新年祭
二月
  十一日 建国祭
三月
 二十一日 春季皇霊祭
  中旬  神道家祖霊祭
月次祭=毎月一日・十五日

 
神社庁情報
 ◎関係者大会
 五月二十九日(土)・佐賀市民会館で開催・唐津市地区支部より三十名参加・全体で七百名参加・講師−小山孝雄氏(参議院議員=労働政務事官)・演題「国家なき国 ニッポンの教育かくの如し」
 ◎禊講習会
九月六日〜七日、熊ノ川温泉で開催・十名受講。
 ◎合同研修会
九月二十九日〜唐津市民会館大ホールで開催(公開講演会)・講師−志方俊之氏(帝京大学教授)・演題「大丈夫か、日本の安全保障」
 ◎大麻頒布式
神宮−九月十七日
佐賀県神社庁−十一月十九日
唐津市地区支部−十一月二十日過ぎ
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