唐津神社社報より唐津神祭に関わる記事を抜粋してネット化致します。
唐津神社社報   第62号  平成3年4月1日発行
発行人 戸川 省吾
編集人 戸川 惟継
印刷所 (有)サゝキ高綱堂
春季例大祭
(春まつり)
五穀豊穣民生安定祈願
諸産業隆盛家内安全祈願


5月5日 午前11時30分 斎行
唐津曳山社頭勢揃い
奉納 池ノ坊 生花
総代異動

西城内 岩瀬 久生 退任
 〃   岡田 末義 就任
弓鷹町 山本 正  退任
 〃   山本 貞夫 就任
名誉総代(山下町)
     井上 貢  帰幽
御大典を祝し
 春祭を迎えて

  宮 司 戸 川 省 吾
 ここに平成三年の新らしい年を迎えて、元旦には歳旦祭を奉仕して、国の隆昌と、郷土唐津の繁栄と、吾々氏子の平安を祈願いたしました。
 昨年は御大典という国家皇室にとって御代替わりの重儀が古式に則って行われ参列した外国元首の方々にも我が国文化の奥深かさを知らしめることにもなり、意義深い諸行事が滞りなく無事に終ったことは誠に喜ばしい限りであります。
 唐津神社に於きましては、十一月九日新嘗祭に併わせて御大典奉祝祭と大嘗祭奉告祭とを斎行いたしました。
 又御大典記念事業として正面参道の改修工事をして立派な石畳といたしました。
 全国各地に於て奉祝行事が行われましたが、唐津に於ても神社庁唐津市、東松浦東、西支部が合同主催して十一月二十四日唐津市民会館を会場に五百名が参列して、金子勝商奉祝会長のもと盛大な奉祝式典をとり行いました。
 式典の後参列者が三班に分かれて奉祝旗行列を行い、市内の目抜き通りを賑やかに行進して聖寿の万歳を唱えてお祝いしました。
 次に、伊勢神宮の式年遷宮があと二年後に迫って参りました。
 氏子の皆きまには、先年から多額の浄財を御寄進いただいておりますが、最後まで御協賛下きいますようお願い申上げます
 又、本年の皇室の御慶事としては、去る二月二十三日に立太子式が執り行われました。
 東宮殿下には既に実際上は皇太子としての御責務を立派に果されてはいますがやはり皇祖への御奉告や朝見の儀などの正式の儀式も行われました。
 そして許されるならば、御成婚の一日も早からんことを国民一同の願いとしたいものであります。
 さて、来る五月五日は恒例の春季例大祭を迎えます。
 春祭とは、一年の季節の初めに当り氏神きまに五穀の豊穣と、諸産業の興隆と民生の安定とを祈願する祭であります。
 当日は午前十一時三十分神社本庁より献幣使参向のもと祭典を斎行いたします。
 この日、神社では曳山の展示や生花の奉納などが催されます。
 どうぞ皆さま御参拝下さいまして春ののどかなひとときをお過し下さい。

曳山情報
◎博多どんたく港まつりに、三たび出動

 昨年・一昨年に引続き、唐津市を通して、福岡市及び、福岡市民の祭り振興会よりの招きを受けて、「博多どんたく港まつり」に出動することになった。
 出動日は、五月三日・金曜日で、出動する曳山(町名)は、
 金獅子(本町)
 上杉謙信の兜(平野町)
 鯱(水主町)
の三台で、現在各町内では出動準備が進められている。
 昨年は、どんたくのジンクス通りの雨となったが、好天の下で唐津の意気を示したいものである。

行事予定
四月
五月
   五日 春季例大祭
  十六日 佐賀県神社関係者大会
六月
七月
 二十九日 夏祭
      (茅の輪神事)
八月
九月
 二十三日 秋季皇霊祭
         遥拝式
十月
   九日 初供日奉告祭
 二十九日 唐津神祭 本殿祭
・神輿飾りの儀(総行司)
  一ノ宮 中 町
  二ノ宮 木綿町