唐津神社社報より唐津神祭に関わる記事を抜粋してネット化致します。 |
唐津神社社報 第128号 令和6年4月1日発行 |
発行所 唐津神社社務所
発行人 戸川 忠俊
編集人 戸川 健士
印刷所 (株)音成印刷 |
令和六年能登半島地震 宮司 戸川忠俊
令和六年一月一日午後四時十分頃、石川県能登半島を中心に大きな地震が発生しました。被害を受け、大きな不安と混乱の中で生活を余儀なくされている皆様のご心情をお察しすると共に、心よりお見舞い申し上げる次第でございます。
震災発生当時、私は元日の夕刻と言うこともあって神社の授与所にて一報を知りました。その後、最大震度七を観測した輪島市で倒壊したビルや、火災が発生した朝市通りの映像を目にするのですが、その時一番に思ったのが輪島市にある(たやしっきてん)
田谷漆器店様の事でした。
鞄c谷漆器店様は、刀町の赤獅子が唐津神社に奉納される一年前、文政元年(一八一八)創業の歴史ある漆器店で、輪島塗の漆器を始め建築内装や文化財修復などを手がけていらっしゃいます。そして、令和元年に始まった第十三番曳山水主町「鯱」の総塗り替え修復工事を担当されたのが田谷漆器店様だったのです。塗り替え作業当時は、輪島より職人の方々が唐津に出向き住み込みで作業をされ、第十代店主の田谷昂大さんは毎月のように唐津の地を訪れ、自分のブログに修復の様子を掲載されておられました。
そのような事もありましたので、真っ先に田谷漆器店様の事が思い浮かんだのですが、後日聞いた知らせによりますと、今回の震災で会社の事務所棟と工場が全壊。また一月末にオープンを控えていたギャラリーが大火事により自分の目の前で焼け落ちるなど、大変な被害を受けられたことが分かりました。また、震災直後は道路が分断され、支援物資や救助の車両が入りにくく孤立状態が続いていたとの事です。
【被災神社の状況】
二月十四日、神社本庁の代表が能登半島地震の被害状況を視察。山の上に鎮座する神社は地震の影響で立ち入り禁止となっているため、麓にある倒れた鳥居や社号標などを確認した。との報告がありました。また、二月十六日には石川県神社庁で二回目の対策会議が行われ「神社被災状況」「今後の支援体制」「各地区からの要望事項」について話し合われました。その中で特に被害の大きかった地区(輪島・鳳至・珠洲)からは現在神社の被災状況の把握が困難であり「破壊的で手のつけようがなく、何をお願いすればいいのか分からない」と言った話もあったとのこと。さらに、災害廃棄物処について費用や実働についての要望が提出されたようです。
平成二十八年に発生した熊本地震では佐賀県神社庁より被災地城の神社へ救援物資と災害復興の救援へ人員を派遣した経緯がありますが、その時、どうやってどの道を通って被災地に入るかが問題となりました。災害時、先ずやらなくてはならない事は「モノを減らすこと」だそうです。瓦礫やゴミなど次々に被災地城の外に持ち出して物流の道筋を付けることが重要と言われております。そう考えますと、今回の能登地震では災害が大きかった地区へ続く道が少なく、地震によって限られた道も大きく崩壊するなどして、災害ボランティアの援助も一時中断状態にあるとのニュースもあり、田谷さんの 「孤立状態が続いた」という一言が、いかに苦しかったのかと重く感じるところです。

【輪島塗復興へ向けて】
さて、田谷漆器店の社長である田谷昂大さんは壊滅的な輪島塗業界を立て直したいとの思いから震災直後クラウドファンディングを開始され、唐津神社としても応援をさせて頂きました。当初の目標金額を遥かに上回る応援があった事に対して田谷昂大さんはこう述べられております。
報道されている通りの現状ですが、報道以上の過酷さと現実が被災地にはあります。しかし、日本中から、そして、世界中から、お見舞いや応援のメッセージをいただき、またメッセージだけでなく色々なご支援をいただきました。
辛いことも沢山ありますが、これほどまでに人の優しさに触れることができた経験は他にありません。辛くて泣くことよりも、人の優しさに触れて涙が出ることの方が圧倒的に多いです。
我々は地震に負けていられません。
能登半島は再起不能なまでに壊滅的な被害を受けました。能登のシンボルは、ほとんどがなくなりました。
今僕らにできることは、現状を世界に伝えて、輪島塗に携わる人全ての役に立つことだと考えています。能登全体の復興まで考えたり行動したりすることは、規模が大きくてできませんが、輪島塗から能登を照らすことができればと思います。
必ず日本の素晴らしい漆器文化を継承し、世界に伝えていきます。
 
【水主町の支援活動】
今回の震災を受けて、塗り替え工事で緑のある水主町町内会の皆様方はすぐさま町内会で見舞金の募集を開始され、寄せ書きや曳山の「鱗」と共に応援メッセージを作成され田谷漆器店棟に送られました。

曳山取締会人事 総取締 山内 啓慈
副総取締 水田 彰男
副総取締 瀬戸 利嗣
副総取締 力武 晃
副総取締 花鳥 義博
元老 牧川 洋二
元老 大西 康雄
名誉総取締 大塚 康泰
相談役 岡 了
相談役 多久島聖吾
相談役 橋村 信義
相談役 市丸 昌哉
相談役 中野 一政
参与 森 修一
参与 高嵜 耕一
総務 黒川 洋介
総務 戸川 健士
刀町 本部 村山 弘光
正取 鶴田 真
副取 篠崎 泰介
中町 本部 吉田 実
正取 池田 圭作
副取 小林 康寛
材木町本部 中山 忠幸
正取 岡 英樹
副取 緒方 敏輝
呉服町本部 久保 英俊
正取 藤野 智成
副取 小出 喜亮
魚屋町本部 吉田 光志
正取 藤田 晃史 退
正取 小井手秀徳 新
副取 安藤 優 新
大石町本部 久保 直也
正取 小宮 智幸
副取 島崎 智孝
新町 本部 梶山 栄一
正取 矢筒 朗順
副取 坂井 康則
本町 本部 大西 康之
正取 中川 守
副取 中野 政之
木綿町本部 石井 隆彦
正取 濱田 雄二
副取 宮崎 芳輝
平野町本部 古賀 重光
正取 瀬戸 祥晴
副取 袈裟丸義久
米屋町本部 内田 松夫
正取 立華 尊志
副取 溝上 武史
京町 本部 山田 弘信
正取 山田 信二
副取 門田 豪 退
副取 門田 大蔵 薪
水主町本部 坂本 大策 退
本部 田代 英二 新
正取 前川 源明
副取 上田 慶二
江川町本部 武富 祐一
正取 下尾 尚之
副取 吉村 竜馬
《行事予定》
◇四月十五日
唐津神社総代会総会
◇四月十九日
唐津曳山取締会総会
◇四月二十九日
唐津神社春季例大祭
◇五月十三日〜十四日
九州各県神社庁連合会 神職総会 (メルキュール佐賀唐津)
◇五月十九日
曳山各町親善 スポーツ大会 (当番町 京町)
◇六月二十七日
佐賀県神社関係者大会 (神埼市)
◇七月下旬
総代研修会
◇七月二十九日
・唐津神社夏祭り 茅輪くぐり神事
◇八月十五日
・戦没者慰霊祭 並びに祖国復興祈願祭
◇九月
初旬 国民精神昂揚 合同研修会(佐賀市)
◎毎月一日・十五日 月次祭
《曳山スポーツ大会開催》
◎唐津神社旗争奪「曳山十四ケ町親善スポーツ大会」が今年五月十九日に開催されることが予定されています。当番町は年順番で京町の担当となります。
尚、競技種目はソフトボール。開催場所は唐津市浄水センター運動広場を予定。

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四番曳山呉服町
「源義経の兜」修復工事
令和六年二月二十三日に四番曳山「源義経の兜」保存修復委員会が開催されました。それに先立ち令和五年の五月には担当業者を株式会社はせがわ美術工芸に決定し、同年十二月に富山大学芸術文化学部教授の林暁教授・建築士会・はせがわ美術工芸・呉服町町内会同席の下、「源義経の兜」の現状について調査が行われました。その調査結果に基づき修理方針が設定され、今回の会議では修理の経過の確認、具体的な修理方法に関する意見交換が行われました。
曳山の修復については、どの曳山も創建当時の姿を目指して修復が行われます。しかしながら長年の使用を行う上で補強材としてボルトや鉄釘が使用されている場合も多く、それを全て取り除くと形状の維持が出来なくなる可能性があるなど、当事者である町内会と修復業者、そして文化財の専門家である有識者の間で最善の方法が模索されます。
今回修復作業を行っている「源義経の兜」は、構造が複雑で部品数も多く、それ故に擦れや割れ等の数も多々確認され、その一つひとつをどうやって修復するか検討が行われております。また、漆の顔料(色を付ける物質)に付いても、現在使用が禁止されているモノがあるなどして、創建当時の姿をいかにして取り戻すか検討が重ねられました。
呉服町「源義経の兜」の完成は今年十月頃の予定です。
  
《総代改選》
各総代様には常日頃より春秋の大祭を始め、各季節の祭典へのご参列、神宮大麻の頒布や社報の配布など唐津神社の運営にご尽力頂いております事に心より感謝申し上げます。
さて、唐津神社の氏子総代は一期四年の任期で、今年が改選の年に当たります前回令和二年の第十八期改選の年は新型コロナ感染症の影響で総代総会の開催が先延ばしとなり、混乱の中での改選となりましたが、今回は通常の手続きを持って改選が行われました。
ここで唐津神社総代の組織についてご説明しますと先ず唐津神社の総代地区は三区に分類され、一区が内町地区二一区が城内地区・三区が旧大成地区と分かれております。この三区ある総代地区が唐津神社の氏子地域となるわけですが、その概要は左記の通りです。
●第一区
本町.呉服町・八百屋町・中町・木綿町・京町・刀町・米屋町・紺屋町・魚屋町・平野町・新町・弓鷹町・高砂町
●第二区
大名小路・東城内・西城内・南城内・北城内
●第三区
坊主町・山下町・桜馬場・元旗町・西旗町・西浜町・富士見町・南富士見町
また、唐津神社の総代規約では総代の推薦方法が二種類あり
●町内推薦総代
各区の町内代表者(町内会長)が推薦する総代
●区推薦総代
町内推薦総代が各区毎に推薦する総代の二種類に分かれます。
唐津神社第十九期総代
(令和六年一月〜令和十年一月) 【第一区】代表 辻 幸徳
本町 中野 正道
呉服町 前田 博記
八百屋町 東江 俊文
中町 原田 晃
〃 前川 和敏
木綿町 山中 浩
京町 古賀 栄一
刀町 村井 俊之
米屋町 溝上 武史
紺屋町 江頭 紘一
魚屋町 山田 健一
平野町 宿谷 祥吾
新町 森 武弘
弓鷹町 坂本 和宏
高砂町 西岡 幸雄
〇第一区推薦
刀町 辻 幸徳
中町 奥村 豊
本町 大西 康雄
【第二区】代表 寺崎信人
大名小路 不在
東城内 外尾 健
西城内 不在
南城内 寺崎 信人
南城内 山口 博文
北城内 多久島悦次
〃 森 勝彌
〃 上岡 實
○第二区推薦
西城内 加藤 博彦
【第三区】代表 吉岡邦奉
坊主町 野崎 隆史
〃 吉岡 邦奉
〃 山口 守
山下町 松本 学
〃 吉原 豊彦
〃 坂田 恒和 退
〃 今井 新一 新
〃 智田 順一 退
〃 井上 一美 新
〃 吉田喜美明 新
桜馬場 中嶌 満男 退
〃 江守 正樹 新
〃 山口 昇
〃 吉田 武博
元旗町 金丸 和男
〃 松尾 泰宏
西旗町 溝上 吉嗣
西浜町 中島 治子
富士見町 森 孝司 退
〃 古館 正三 新
南富士見町 池田 勧次
○第三区推薦
坊主町 井上 俊一
桜馬場 中嶌 満男 新
山下町 佐藤 正明
これより後も、唐津の大神様の御神徳を地域に広める為にも、新たなる総代様のご推薦を賜れば幸いに存じます。
(総代帰幽)
・令和六年三月
西城内
久保 英敏 帰幽
永年に亘るご奉仕に対しまして厚く御礼申し上げますと共に謹みてご冥福をお祈り申し上げます。
唐津くんち ボランティア募集
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