美しい「曳山はんかち」 唐津曳山取締会が発表 唐津くんちに新しい土産品 「なにか唐津くんちの土産品を」と、知恵をしぼっていた唐津曳山取締会「瀬戸利一総取締)は、曳山一台ずつをカラーで染めたハンカチを作った。名付けて「唐津んやまはんかち」。 いま出来上がっているのは大石町の六番山「鳳凰丸」と、江川町の十四番山「七宝丸」。絵のほかに「からつくんち」と書き込まれている。京都市の住友商事系の工場で製作しているもので、デザインは染織図案家の京都市左京区松ケ崎東桜木町、表則通さん。縦横とも大判で四十三.五センチ、千六百枚ずつの製作。残り十二の曳山のハンカチも唐津くんちまでにはそろう。 紙のケースに入れられて表には英文も記入されているが、持ち運びも便利、値段も八百円と手ごろなので、外人や子供にも人気を呼びそうだと、瀬戸総取締ら取締会のメンバーは期待をかけている。 完成した二種類のはんかちは唐津観光協会、まいづる百貨店、呉服町の「ならざき茶道具店」で発売を始めた。 昭和60年10月12日 唐津新聞 |