喜びの「総塗り替え」落成式
 唐津高架駅前も一周 


「上杉謙信の兜」が披露巡行

 五十四年ぶり塗り替えを終わった平野町の十番ヤマ「上杉謙信の兜」の奉告祭とおはらいが九日午前十一時から唐津神社に瀬戸利一唐津曳山副総取締、佐々木登己夫平野町正取締役ら約六十人が集まって行われた。

 一同は神社拝殿に昇殿、戸川省吾宮司による神事のあと、大鳥居前に置かれた「上杉謙信の兜」におはらいをした。

 このあと徳永徳次平野町駐在員、瀬戸副総取締らを先頭にエンヤエンヤの祭りばやしも高らかに大手ロから出発式がすんだばかりの唐津駅高架駅前広場を一周、高架開通を祝って平野町の町内に帰り、ピカピカになった曳山を披露した。

 落成祝賀会は午後一時半から市文化会館で保利耕輔衆議院議員、金子勝商唐津商工会議所会頭、脇山英治唐津曳山総取締ら招待者と関係者が出席して開かれた。徳永駐在員は「皆さまのお力で、曳山の稔塗り替えができましたことを厚く感謝致します」とあいさつ、保利代譲士らがお祝いの言葉を述べた。