少年たちの笛に合わせ
 西唐津小の児童たち


「やまばやし唄」も猛練習

スロバキア少年少女合唱団と合同出演

 国立チェコスロバキア少年少女合唱団公演は、いよいよ二十四日午後六時から唐津市文化会館で開かれるが、合同で出演する西唐津小の児童たちは、夏休み返上で汗ダクの特訓中。西尾傳枝先生の指揮、奥村瑠美さんが伴奏を引き受けているが、合唱する曲「夕日が背中を押してくる」「この橋の上で」の二曲に、唐津の「やまばやし唄」。

 この「やまばやし唄」の指拝は松下又彦さんが担当している。笛は本町曳山取締の大西康雄さん(四九)が引き受け、岸田英樹君(一五)=唐津一中=大西浩之(一四)=同=、田村尚一君(一〇)=志遣小=ら七人の担当。

 笛に合わせての合唱練習もイキが合ってピッタリ。
 松下さんによると、やまばやし唄の歌詞の一番は大正と昭和の初め、はやしキチの文学者たちが、寸足らずのメロディーで歌っていたのを、松下さんが正調に調節したという。また二番の歌詞「唐津くんち、ドンチキチ、ドンチキチ、ドンテッテー、ドンテッテ、ひきだせ、ひきだせ、せり山ばやし、ドンドンドンドーン、コテッテ、やまひくおりどま、唐津ンもん、ア エンヤー、エンヤー、エンヤ」の作詞は曳山総取締の脇山英治氏と諸井道実氏によるもの。
 大西さんは「昨年、タイヤマがニースに行って大いに国際親善の実をあげましたが、ことしは私たちが、国際親善に努めます。光栄に思い、がんばります」と語っている。

昭和55年7月22日 唐津新聞