昭和49年8月12日 唐津新聞 呼び名を「ヤマ」 唐津曳山の呼称を統一 唐津神社と曳山取締会は唐津供日に引き出す十五台(原本通り)の曳山の呼称を「ヤマ」に統一することを決めた。 曳山取締会の古館正右ヱ門、溝上靖郎の両氏は十二日午前記者室に来室して呼称統一について次のように説明した。 文献によると曳山は江戸時代はヤマを文字で引山と表示されていたが明治八年には「曳山」として建造申請をしていた。 昨年七月重要民俗資料として県に「曳山」と申請しているが唐津地方では「山笠」と呼んだり、単に「ヤマ」と呼ばれている。「曳山」は昔から単に「ヤマ」という素朴な言葉で語り継がれており、唐津独特の事情や事実からして曳山を単に「ヤマ」と呼称を統一するのが至当であると決めたもの。 |