森繁らスター大挙 21日から唐津でロケ エキストラ150人を動員 東宝映画では正月全国第一封切映画、森繋久弥主演の「社長えんま帳jを唐津市を舞台に製作することになり松林宗恵監督以下ロケ隊が来唐二十一日から二十四日まで三日間市内数カ所でロケをすることになつた。 一行は松林監督をはじめ主演の森繁久弥.藤岡琢也・小沢昭一、開口宏、久慈あさみ、団合子らのスターなど総勢五十人、唐津シーサイドホテルをはじめ虹の松原鏡山、舞鶴城など飛行機による俯かん撮影も織りまぜて二十四日には百五十人のエキストラを使い大手口ほか数カ所で曳山の引廻し場面などを撮影する唐津ではこれまでにない大がゝりなロケになる。 こんどのロケには唐津市をはじめ市観協、商工会議所なども協力するが東宝ではエキストヲ採用者には謝礼をおくる。なお青年会議所では二十三日森繋氏らを招いて会員との懇談会をひらくほか二十四日は東宝友の会が松林監督をはじめスター全員を囲んでの座談会また同夜は唐津ヨット協会松浦文化連盟がヨット協会の名誉会員である森繁氏を招いて晩さん会をひらくなど秋の観光シーズンに入って唐津地方はロケ見物をかねた観光客などでにぎわうものとみられる。 |
昭和43年11月16日 唐津新聞 |