さんせんと輝やく 「ほうおう丸l 大石町 山笠塗り替え落成式 唐津市における文化財十四台の山笠の一つ、大石町の山笠ほうおう丸≠フ修理塗替え落成式は、今十五日照りつける絶好の秋日和に悪ぐまれて唐津神社々頭で挙行した。 この日金銀青赤のさんぜんた旧形に復元した〃ほうおう丸〃を、城内西唐津神社杜頭に迎え、戸川唐津神社宮司による修祓および清め式に次いで同神社拝殿で神事を挙行戸川宮司の祝詞、小宮山笠委員長、金子市長代理野副商工観光課長、花田山笠総取締り、坂本観光協会会長諸氏の玉串奉奠で神事を閉ぢ、復たび同神社鳥居前の山笠前に移り、式は牧川鉄二氏の開会の辞にはじまり、山笠委員長小宮三一氏のあいさつがあって、氏はそのうちで特に市当局、山笠取締会、地元区民の援助と醸出に対して謝辞をのぺ、引きつゞき同委員長から塗師江口時次氏(佐賀市水ケ江町)および山笠台の修理請負人持永寿太郎両氏に感謝状を贈り、おわって来賓祝辞に移り、野副観光課長、花田総取締り、坂本協会長らの祝辞があり、「この美事な山笠のこ落成を機会に、町内振興発展に協力されることか期持します」と祝辞をのべ、記念撮影のゝち同神社社務所彰敬舘の祝賀会に移り盛会裡に散会した。 |
昭和36年10月15日 唐津新聞 |