唐津の絆ずらり くんち閉幕

 唐津市の唐津くんち(唐津神社秋季例大祭)は4日、14台の曳山が旧城下町を巡る翌日祭があり、祭りの幕を閉じた。唐津曳山取締会によると、3日間で前年より5万人多い41万人の人出があったという。
 4日朝、全14台が唐津神社前にそろった。コロナ禍で控えていた「社頭勢揃」が4年ぶりに復活した。
 曳山は午前10時に神社前を出発し、市中心部を巡行。正午すぎから米屋町通りに勢ぞろいした。夕方には順次、JR唐津駅近くの曳山展示場に戻った。
 3番曳山「亀と浦島太郎」の巡行に加わった会社員の川添泰嗣さん(59)は「くんちは、地元の絆を感じる一番の場。終わると寂しいですね。来年が待ち遠しい」と話した。
             (神谷裕司)
 

令和5年11月6日 朝日新聞