野中烏犀圓第3類医薬品佐賀の名薬!

山内薬局 一押しの滋養強壮薬です。

効能
次の場合の滋養強壮
○虚弱体質○肉体疲労○胃腸虚弱
○病中病後○食欲不振

用法用量
成人1回添付サジ1杯、1日2回食前または食間に服用してください。

成分分量(1日量6,750mg中)

牛黄 12mg
桂皮 105mg
防風 250mg
当帰 264mg
白シ 11mg
白朮 158mg
川キュウ 158mg
生姜 105mg
陳皮 172mg
人参 53mg
カッ香 162mg
龍脳 26mg
蜂蜜 5274mg
120g \5,000
250g \10,000
(税抜き価格)

 ご相談はお受けいたしております。ご遠慮なくメールでご相談下さい。
  
漢方滋養強壮剤としてこんな人が服んでいます
*だるくて疲れやすい人(肉体疲労)
*気力・体力の弱い人(虚弱体質)
*病後の衰弱で元気が出ない人(病後の体力低下)
*胃腸が弱く食欲がない人(胃腸衰弱・食欲不振)

 
野中烏犀圓とは


 烏犀圓は古く、中国、宋代の薬方書「
恵民和剤局方」にその記載が見られ、いわゆる不老長寿、若返りの妙薬として調合されたものです。この処方は佐賀藩において代々、藩の施薬局にて秘薬として調製されていたものを、寛政八年(1796年)、八代藩主鍋島治茂公から、当時の薬種商の野中家へ下賜された極めて由緒ある伝統薬です。現在、滋養強壮薬と称する医薬品や健康食品が次から次へと登場しては消えていく中で、一度も絶えることなく根強い人気を続けているのが烏犀圓です。創業1626年の老舗 社長の野中源一郎氏は、九州大学薬学部の助教授を経て、 13代目野中家当主です。
野中烏犀圓の経緯

天明4年、大飢饉が生じました。その折り、佐賀藩主鍋島治茂公は、5人の他藩者に薬を作らせましたが、その中の一人が隠密と疑われたため、他国者の製薬、売薬を禁じました。

その後、佐賀藩医上村春庵、久保三圭、西岡俊益の願いにより、藩主は藩民のためを思い、寛政8年(1796)、藩医の推す「烏犀圓」の一手製造、販売の特権を佐賀市材木町の野中忠兵衛に与えて製薬を許しました。当時の屋号は「松養軒」でした。

これが、「野中烏犀圓」として今日のウサイエン製薬株式会社まで、200年以上にわたって引き継がれているものです。

◆ 由 来 ◆
野中烏犀圓の薬としての由来は、中国、宗時代の1,106年に編纂された中国の国定処方集ともいうべき「太平恵民和剤局方」に収載されている「烏犀圓」であるとされています。

「太平恵民和剤局方」の「烏犀圓」は、竜脳、人参、細辛、虎骨、陳皮、防風、当帰など58種の生薬が配合され、中風、小児疳、脊髄麻痺、痔病、婦人病、腎臓病、鎮静などの薬です。

烏犀圓は、熊本、福岡、加賀の諸藩でも製造・販売されていましたが、それぞれに土地柄にあった方向に編方され変わって行きました。佐賀では、毒性がある附子、水銀、朱砂ほか数種が除かれ、強壮薬として充実しました。一方、現在も残る金沢の烏犀圓は、強心薬として調整されました。現在も残る烏犀圓は佐賀と旧加賀藩の金沢の2箇所となっています。
◆「烏犀圓」パリ万博へ◆
幕末の慶應3年(1867)、佐賀藩はパリの万国博覧会に使節を派遣しましたが、野中元右衛門は渡仏し、佐賀の名産品の有田焼、嬉野茶とともに出品して欧州に烏犀圓の名を広めました。

滋養強壮薬としての烏犀圓の特徴は以下の通りです。
1.厳選された13種和漢薬のみから構成
 いわゆる高貴薬とされる牛黄、朝鮮人参など13種の和漢薬をバランスよく配合。特に、牛黄は3千〜1万頭に1個生じるという牛の貴重な胆石で古くから心臓や肝臓の機能を高める薬として珍重されています。さらに、内臓全般に亘り新陳代謝を高める高麗人参、血液の浄化と循環を良くする当帰、川キュウ、血管を強化し血圧を下げる陳皮、水分代謝を整える白朮、胃腸の働きを良くする生姜、桂皮などが配合された綜合滋養強壮薬です。従って、烏犀圓は西洋薬のような急激な作用が無い代わりに、飲み続けることにより徐々に体全体の機能を高め、弱った体を正常に戻す効果があります。また、数百年に亘り、これといった副作用は認められていません。
2.今、抗痴呆(ボケ)薬として話題の当帰、川キュウを配合
  烏犀圓は生薬特有の独特な味と香りがしますが、これらの本体はほとんどが当帰及び川キュウからのものです。当帰、川キュウは元来、血行不良、貧血、頭痛、月経不服、月経困難などいわゆる血の道症の要薬として用いられてきましたが、最近、学会で脳血管性痴呆のみならずアルツハイマー型痴呆に極めて効果があることがみとめられ、抗痴呆(ボケ)薬として非常に注目されています。
3.お年寄りの健康管理に、また、頭を使う人、受験生に人気!
 烏犀圓は、元来、人生に於ける健康の転換期といわれる厄年(41歳)からの視力、聴力、性力などの減退並びに中風症(血管硬化)を回復し、体力、気力を愉快に保持するいわゆる不老長寿、若返りの薬として調製されたものです。服用すると、頭がすっきりし、体が非常に温まる感じがしますが、これは烏犀圓の有効成分が体のすみずみまで行きわたり、血液の粘土を下げ循環をよくするためです。
 従って、血行不良による諸症状、例えば、頭痛、しびれ、冷え症、貧血、しもやけ等に著効を示す他、脳梗塞、脳卒中予防に、また、最近では目覚めの悪い人、受験生など頭を良く使う人にも人気が出ています。
4.エキス剤ではありません。味と香りも重要
 良質の生薬そのものを製造直前に粉砕後、微粉末とし、国産の純粋蜂蜜を加え調整したもので、エキス剤と異なり、生薬本来の有効成分が含まれています(強烈な味と香りのゆえんはここにあります)。
 生薬は100メッシュ以下の微粉末とし、充分に時間をかけて蜂蜜と練合されていますから有効成分が次第に蜂蜜と混然一体となり、体内への吸収が容易になります。カプセルや顆粒とせず、味と香りにこだわる理由はここにあります。臭いが気になる方は服用後、緑茶を飲むと臭いは消えます。

5.歴代徳川将軍の長寿薬
 1991年、水戸徳川博物館に伝わる徳川家康の遺品の調査中、封印された薬壺が発見されました。
 封印には明らかに烏犀圓と記載され、中には約400年を経た今でも独特の味と香りを有する練り薬が含まれていました。これらの一部始終はテレビで放映されたため烏犀圓は徳川家康の愛飲薬として一躍脚光をあびるようになりました。家康は人一倍健康に対する熱望が強く、自分自身で密かに薬を調合して服用していたようですが、当時の人の平均寿命が30歳代の頃、家康が75歳の長命であったことを考えると、長寿の秘密はここにあるのかもしれません。また、ごく最近、NHKドラマ「八代将軍、吉宗」の中でも吉宗の秘薬として烏犀圓が紹介され、全国的に大変話題になっております。