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鯛ヤマがお披露目(03.10.20)
21年ぶりの総塗り替えで

 21年ぶりの塗り替かえ作業を9月末に終えた盾津くんちの五番曳山・「鯛」が19日、市民に披露された。くんち本番に先駆けて地元・魚屋町を勇壮に巡行、市ふるさと会館アルピノで落成記念式典もあり、街はお祝いムード一色に染まった。
 鯛は弘化2年(1844)の作。表面が黒ずみ傷も多かったため、昨年1月中旬から福岡市の仏具工場で修復作業を行っていたもので、総費用は約2300万円。
 この日の早朝、魚屋町の曳子約150人は記念の鉢巻をしめて唐津神社に集まり、祭殿に修復が無事完了したことを報告。また巡行中の安全を祈願し、おはらいを受けた。烏居をバックに記念撮影したと巡行へ。魚屋町経由でアルピノまでを「エンヤー、エンヤー」と威勢のよい掛け声で曳き歩いた。鮮やかな朱色と金箔の輝きが目にまぶしく、沿道の見物人は新調の輝く漆と金箔に、思わず大きな拍手。鯛ヤマは愛きょうある姿が人気で、巡行の後を追う子どもたちも多かった。魚屋町では祝いのもちまきもあった。
 アルピノでの式典には関係者約百人が参列。吉田綏魚屋町町内会長は「きれいになった鯛ヤマで、気合を入れて本番に臨みます。これからも、くんちの歴史と伝統をしっかり守っていきたい」とあいさつ。つづいて修復関係者に感謝状の贈呈、さらに出席者らの万歳三唱で修復完了を祝った。
 式典後は再び「鯛ヤマ」を曳いて曳山展示場へ戻った。展示場前では材木町と水主町の若衆が、それぞれの町の曳山「亀と浦島太郎」と「鯱」を並べ、さらに「塗り替えおめでとう」の横断幕を掲げてお出迎え。粋なはからいに魚屋町の曳子も感激いっぱいの様子だった。

より

2003.10.19 魚屋町 鯛ヤマ総塗り替え披露

12:00よりアルピノホールにて式典が挙行されました。
魚屋町五番曳山「鯛」
総塗替落成記念式典
日時 平成15年10月19日(日)
場所 唐津ふるさと会館アルピノホール
式 次 第       〔司会:篠原宏司〕
1.開会のことば   実行委員長 小宮  剛
2.主催者挨拶    魚屋町町内会長 吉田  綏
3.来賓祝辞     衆議院議員 保利耕輔 様
             佐賀県出納長 松尾正廣 様
             唐 津 市 長 坂井俊之 様
             唐津曳山取締会総取締 牧川洋二 様
4.感謝状及び記念品贈呈
           株~谷仏具店代表取締役 梅谷亮輔 様
           文化財建造物保存技術協会
           九州事務所所長 福岡  憲 様
5.祝電披露
6.祝  宴
      乾杯の音頭  唐津市議会議長 熊本大成 様
7.万歳三唱    唐津神社宮司 戸川惟継 様
8.閉会のことば  魚屋町本部取締 山内啓慈


広島から商店街視察(03.10.16)
頑張っている商店街として

 広島県三次(みよし)市の三次本通商店街振興組合(49店舗)の井上峯晴理事長ら関係者6人が15日、唐津市の中央商店街を視察いた。
 三次市は人口約4万人。全国各地の旧来からの商店街が大型店や郊外店の発展などで衰退していくなか、独自の知恵と工夫で生き残りを図っている。そのなかで消費者の視点から商店街を見てみようと、今年度は島根県松江市・松江天神町商店街、佐賀県唐津市・中央商店街、大分県豊後高田市・昭和の町、東京都・新宿区高田馬場を視察と販売体験する計画で訪れたもの。
 急激な商業環境の変化で多くの商店街が壊滅しているところも多いが、唐津の中央商店街は、まだ空き店舗も少ない方で、全国的には頑張っている商店街のひとつという。一行は、各商店の話しを聞き、また1泊して16日は実際に京町商店街の店頭に立って販売を体験。そうした体験を三次本通商店街の活性化・再開発に役立てたいという。

 商店街を視察する
 広島県・三次市本通商店街の一行


   からつ情話より