唐津神社の獅子狛犬
奉納年など詳しいことは供日が終わってお載せします。
神社にいる「狛犬」は、左(向かって右)が「獅子」、右が「狛犬」だそうです。 獅子は口を開けており(阿形)、狛犬は閉じています(吽形)。 また、狛犬のみ角を持っています。角が無いものもあります。 獅子はライオンに由来します。権力の象徴として古代メソポタミア初期王朝(5000年前)の玉座やヨーロッパ貴族の紋章にも描かれています。また、宗教的権威の偉大さの象徴として、獅子座仏画(獅子に乗った仏様)や聖書を持つ獅子像などが作られました。日本にはシルクロードを経て伝来しました。 狛犬は、古代中国で考えられた霊獣(麒麟など)に由来するとされます。 狛犬の形態(獅子+狛犬)が定着したのは平安時代(『枕草子』『栄花物語』等に登場)だとされ、宮中の御帳の鎮子(重し)として使われていたものが、神社で神前を守護する像として置かれるようになりました。高貴な存在の前衛という思想に由来すると思われます。 色々と検索してみましたが、獅子・狛犬、下記のように分けられるようです。 |
西(吽) 狛犬 向かって左 | 東(阿) 獅子 向かって右 |
以前は大手口の大鳥居脇にあった大燈籠 その上の獅子狛犬です。 |
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