唐津の台所を一手に担っていた中町 通りの真ん中にリヤカーが連なり、連日の大賑わい。 小学校から帰るときにはこの雑踏を抜けないと家にたどり着けなかった。 時にはリヤカーに無造作に乗ったカブトガニを珍しそうにながめたり、 竜の絵を描く易者さんの筆先を不思議そうに見つめていました。