唐津くんち関係資料
(2014.3.1UP 資料提供:吉光良平氏)
表には「唐津山笠の由来 唐津市役所」と書かれております。
昭和17年に作られた物と思われます。
唐津山笠の由来
起源として傳ふるところは、往昔唐津刀町の石崎嘉兵衛氏等伊勢参宮の途中京都に立寄り祗園の山笠を見て感嘆し帰郷して有志に謀り新に趣向を凝らし獅子頭を調整したるに始まり漸次各町の同好者が之に倣ったものであって、唐津明神の秋季大祭の際御神輿が西の浜に御渡御の為め市中を巡幸せらるるに当り供御として各町から出た法被姿の若者達によって曳かれ行く獅子頭、鯛、浦島、兜、御座船、飛龍、鯱等に模した金銀朱碧の豪華で目を奪ふばかりのきらびやかな十四台の山笠は地方色豊かな独特の山囃子により笛、太鼓、鐘(原文は鉦)の諧調勇しく製作順に従ひ市中を練り晩秋に碧空を截つて繰り展げらるる絢爛の絵巻と古典味溢るる情緒とは他の追随を許さぬ独り唐津のみ有する誇りである。
山笠一覧表 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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以上 因に各町の製作費を知る由なきも大石町鳳凰丸は千七百五十両を要したる旨文献残り居れると伝ふ。 |
明らかな間違いは訂正しています。
(例 巳卯→己卯 巳巳→己巳)