唐津供日をロケ
“社長えんま帳”
東宝 松林監督らが下見


 十七日午後 東宝映画の松林宗恵監督ほか撮影.照明、美術部の技師六人が来唐し、同社が正月映画用に攫影している社員シリーズ「社長えんま帳」のロケハンに来唐、上野東宝大劇社長、森田同支配人の案内で市内を廻り唐津ロケの下見聞を行なった。一行は明十八日虹の松原や鏡山など観光地を廻り、唐津ロケグの構想を練ることにしている。
「社長えんま帳」は森繁久弥、加東大介、小林桂樹、小沢昭一、三木のり平、司葉子、草笛光子、池内淳子ら俳優陣が出演するサラリーマン娯楽映画で、唐津ロケは、十一月三〜四日の唐津くんちを舞台に出演俳優が来唐して唐津曳山や市内の繁攣街、虹の松原、鏡山などでロケをする予定。 

昭和43年10月17日 唐津新聞