市長会の行政視察 鏡山、唐津城へ玄海国定公園切絶景を満喫 唐津市で開催中の第二回回九州市長会総会二日目の二十六日は、午前九時から行政視察のため一行百五十名が、三台の観光バスに分乗して体育館を出発し、全国的名林と謳われる虹の松原を経て鏡山に登り、玄海国定公園の絶景を満喫して下山し、虹の松原二軒茶屋附近の野外で豊太閤の史蹟に因む、野趣豊かな松原おこし〃を味つて市内に引きかえし、南城内で名物曳山格納庫前に飾られた、十三台の曳山群に驚ろきの目を見はり、車中の人に返って正午すぎ名護屋に向い、名護屋大橋経由で名護屋城址を視察して三時ごろ唐津に帰って、二日間にわたる総会日程をすまして解散した。なお九州会長阿部福岡市長は、二十五日夜のヘルスセンターにおける懇談会席上、「最近九州における政府の投融資は減少の傾向にあるので、われわれは一致団結して今後の九州開発に努力したい」とあいさつした。 昭和42年5月26日 唐津新聞 |